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パチンコまめ知識

TUCで働く人はホール職員?

目次

パチンコホールに転職を考えた時「どのセクションで働くか」というのは気になる所だと思います。そこで気になるのが「交換所」のお仕事。あまり詳しくない、まだパチンコホールへの転職を考え始めたばかりの方にとっては交換所もホールが運営していると勘違いしそうになりますが、実はそうでありません。ここでは「交換所」がどういう立ち位置なのか、そして中のひとがどんな業務を行っているのかをまとめます。

交換所のスタッフはホール職員?

法的・制度的にいうとパチンコは世界的に見ても非常に特殊なルールで動いています。まず遊技客がホールで遊んだ結果で得た出玉・メダルを「賞品(商品ではありません)」と交換し、それを賞品買取所」に買い取って貰います。これが「交換所」と言われる場所なのです。正確には賞品買取所と呼びますが、ここでは分かりやすく「景品交換所」と呼びます。

そしてその景品交換所から問屋さんが景品を買取り、買い取った景品を新たに店に卸す。つまり「ホール」「景品交換所」「問屋」の3つで景品をぐるぐると流通させているのです。

これはパチンコが適法な遊びとして存在できる根の部分のルールになっており、これを「三店方式」と呼びます。問屋の存在は忘れられがちで、詳しい人でも「ホール」と「景品交換所」と「遊技客」を三店と勘違いしていますが、正確には上に挙げた3つが三店方式の仕組みです。

この三店方式のルールは必ず守らなければならないものであり、それぞれ独立した法人であることが絶対の規則となります。ホールが直接景品を買い取ることは「自社買い」といって処罰の対象になりますし、交換所が直接ホールに賞品を卸してはいけません。

従って「ホール」と「景品交換所」は別の会社が運営する全く別の組織であり、買取所の中の人はホールスタッフではありません。逆もまた然りなので、令和の現在、ホールのスタッフに買取店の場所を聞いても、教えてくれません。

交換所の作業内容

ではここで豆知識として、交換所のスタッフの作業内容について記します。といってもやることは基本的に「交換業務」「デスクワーク」「問屋さんとのやりとり」「掃除」「セキュリティの管理」くらいで特別なことはありません。体力的にも楽な部類にはいります。来た人が持ち込んだ景品数を数え(今は自動集計になっている所が多いです)それに見合った買取金額を渡す。定期的に違算がないか現金と景品を集計し、問屋さんが来たらそれを買い取ってもらって現金を確認する。

現金を扱うのでセキュリティはかなりしっかりしており、たった数畳ほどのスペースに何重もの警備システムが敷かれていることから、その作動やチェックなども業務内容に入ります。

やることそのものは特に難しいことではなく、肉体的にも楽で、また空き時間が多くあることから、地域によっては社会貢献の一環としてシングルマザーを優先して採用するなどの取り組みもみられました。

繰り返しますが交換所に関してはホールとは全く別の会社であるためにスタッフ募集などでそのセクションに配属されるということは万が一にもなく、転職しようと思っても、その求人は完全に別枠となります。また、決して少なくはない現金を扱うという性質上、求人が表に出ることはそう多くなく、すでに交換所で働いた経験のある方やオーナー関連の人脈などを用い、紹介ベースで信頼できる人材を採用している例が多くみられます。

業務内容が難しくはないので転職先の作業としては魅力的に映る方もおられるかも知れませんが、実際は転職の難易度はやや高めとなっています。

東京都内にあるTUCってなに?

景品交換所についてはその運営に地域差があります。特に東京では多くの店がその屋号を「TUC」としています。これは「東京ユニオンサーキュレーション株式会社」の略であり、ここが大本となって買取金額等の決定等の基本的な運営ルールを敷いており、イメージとしては各交換所はその支店のような扱いになっています。

なぜ東京だけがTUCになっているかというとやや特殊な事情があるのですが、簡単に説明すると地域全体として「金地金(きんじがね)」の景品を取り扱うため、というのがそれになります。

従ってTCU用の特殊景品を取り扱っている店で交換した景品は都内にあるどのTUCに行っても同額で買取ってくれますし、特にパチンコホールがひしめく激戦地域においては「どの交換所に持っていけばいいのか分からない」といった混乱を防ぐ一助となっています。TUCがあることで、遊技客にとっても利便性の意味で意味があることなのです。

他にも沢山ある「出入り業社」

パチンコホール側からすると、景品を持ってくるのは出入り業社である「問屋」であり、交換所そのものには一切触れていないというのが三店方式の大事な部分です。従ってホールスタッフのなかには「問屋さんの顔は知っているけど交換所スタッフの顔は知らない」という方もザラであり、むしろそれが正常なことなのです。

ちなみに「出入り業社」は問屋さんの他にも沢山あり、それぞれ業界の慣例として独特な立ち位置にある場合が多いです。例えばオープン前の清掃を専門に行う清掃会社。コーヒーレディを派遣する会社。照明器具を納品する業社や、珍しい所ではパチンコホール専門の椅子会社などもあります。

三店方式ばかりが独特なものであると言われるパチンコホール業界ですが、他にも数多くの「専門業者」の出入りによって、日々の運営がなされているのです。パチンコ業界への転職を考える場合、ついつい見逃してしまいそうになるそれら出入り業社についても、調べてみるとピンと来る所があるかもしれません。

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