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パチンコ機開発って難しい? 遊技機開発の仕事内容を紹介
最終更新日:パチンコ・パチスロ関連の求人にはホールのほか、遊技機を開発するメーカーからの求人も多くあります。ここではメーカーのお仕事のなかでも特に気になる「遊技機の開発」についてどのようなものがあるのかを確認してきましょう。
目次
パチンコ機の中身を作るのは開発プログラマーだけじゃない!
パチンコをやパチスロの中身を作っている人について、多くの人は「プログラマー」をイメージすると思います。もちろん機械開発においてはプログラマーはその中核を担うとても大切なポジションですが、実は開発においてプログラミングの工程はほんの一部にすぎず、その他に膨大な実作業があります。例えばまず「どんな機械を作りたいか」を決めるポジションである「プランナー」がいます。プランナーは機械開発のなかで「できること」「できないこと」を明確に知っておく必要があり、また世の中のトレンドや利用可能な版権についての知識も幅広く持っている必要があります。しかし自分が発案・企画した機械がカタチになる喜びを感じることができる、やりがいのある業務として転職先としてもとても人気が高いポジションです。
さらに実際のプログラミンの前に、機械の演出素材となる動画やサウンドなどを作る仕事があり、これらは会社によっても違いますが主に「演出企画」「サウンドクリエイター」など呼ばれます。これらは実際の制作に関しては外注が行うこともありますが、例えばどのタイミングでどの演出が発生するか、などのタイムテーブルなどは全て自社のプロフェッショナルが行います。
そしてパチンコ・パチスロ業界特有の仕事として、機械の「出玉面」や「性能」などを計算して小役確率等を確定する「スペッカー」が挙げられます。
パチンコ機開発ではハードウェア設計も重要
パチンコやパチスロの中身を作る仕事のほか、外側(ハードウェア)を設計する業務も非常に重要です。特にこちらはパチスロよりもパチンコのほうで重要で、パチスロがプログラム的な性能のみが出玉率を決めるのに対し、パチンコは釘や風車、入賞口などの位置(ゲージ構成といいます)がそれに影響を与えるという意味で、パチスロでいうスペッカー的な業務にも関わります。
ほかにも企画で出されたギミックの動きを予算内でどう実現するか、また強度の計算や耐久年数の計算、メンテナンスのしやすさなども考慮して設計を行うので、工学的な業務が発生する仕事に興味がある人にオススメの転職先といえるでしょう。
ソフトウェア開発にせよハードウェア設計にせよ、チャンスアップの求人ではそれらについてどの部署での採用となるかがしっかり明記されているので、自分に最適な転職先を探すことができるようになっています。
パチンコ機の品質管理も大切な開発工程の一つ
また、パチンコ・パチスロ開発においては「品質開発」も大切な業務です。これは「ゴト」にも繋がってくる話ですし、またバグがあるまま出荷されホールで稼働がはじまると、場合によってはメーカーに巨額の保証が発生する場合があります。こういった事故を防ぐ意味でも品質管理は他業界以上に重要であり、それに関連した求人も多くあります。
品質確認は「その製品が仕様書通りに動いているか」の確認がメインであり、これは主に確率やゲームフローにまつわるものになります。そのほか演出が正確か、不正な動作をしていないかなどの確認もあります。仕様書通りのフローで動いていることが確認されたのちに、特定動作でのみ動作不良を起こすことを「バグ」といい、これを見つける作業はデバッガーやテスターなどと呼ばれます。
パチンコ機開発のデバッグはアルバイトの募集も?
いわゆるデバッガーやテスターはメーカーの社員というよりも下請けの開発会社が行うこともあり、また当該作業の求人はアルバイトの求人としても時折出ることがあります。おそらく機械開発系の仕事でアルバイトなどで体験できるのはこの業務のみです。
またこの業務については「試打」という単語を見たことがあるかもしれませんが、一般に目にする「試打」という単語は「ホールの人」か「ライターなどのメディア人」が発売前の機種を打って評価することを指し、テスターが行う試打とは様子が違います。前者は広報の仕事で、開発の仕事なのでもはや担当部署も違います。
試打についてはまた別のコラムでお伝えしますが、この辺も転職についての豆知識として、頭の片隅に入れておくと良いでしょう
以上がパチンコ業界の求人のなかでも特に「メーカー」による「開発」にまつわるポジションと作業の豆知識でした。ホール以外にもパチンコ・パチスロ業界に転職を考えている人にはメーカーという道も残されているので、みなさんも自分にとって最適な転職先を探す際にはホールにこだわらず、色々な求人を視野に入れるようにしましょう。