パチンコまめ知識

パチンコ業界の社会貢献とSDGs—近隣掃除などパチンコ業界によるボランティア活動とは?

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パチンコ・パチスロ業界に転職を考え、ネット上でいろいろなことを調べている方のなかには「ホールが海岸を掃除した」「商店街をキレイにした」などのニュースをご覧になった事がある方も多いかもしれません。特にホール企業はチェーン全店を挙げて近隣の清掃などのボランティアに力を入れている法人もかなりあります。これは一体なぜでしょうか? 

また、昨今はSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」としてパチンコ業界の社会貢献活動も活発です。近隣清掃などホール企業に転職したあとはそういったボランティア作業に参加しなければいけないのでしょうか?

目次

海岸などの清掃はパチンコ業界をあげてのSDGs的取り組み

実はパチンコ業界、特にホールにおいては組合が率先して地域清掃運動に取り組んでいます。清掃する場所は店舗がある地域の商店街などを含め、特に海岸や川、山などが多く、環境保護への取り組みなどにもつながっています。このような清掃作業はホールが率先して行う場合もありますし、また各地方の組合単位でおこなうこともあります。珍しい例では全国に店舗を構える大手のチェーン店が、全国で一斉に清掃を行うなどもあり、その試みは業界の枠を越え、時折ニュースで報じられることもあります。

また、ホールだけではなく遊技機の開発や販売会社、または危機関連メーカーの団体による清掃活動などもあり、さらに面白い例ではパチンコ・パチスロに関わるメディアが合同でスポーツゴミ拾いイベントである「スポGOMI」に参加し、一般のファンとともに上野周辺の掃除を行ったこともあります。

このように、パチンコ・パチスロ業界で働くとその会社の部署や業種に関わらず、地域清掃や環境保護などにはかなり積極的に関わっていくことになります。そしてこのような動きはSDGsの達成が叫ばれる昨今、地域の中で活動する企業のあるべき姿としてもたびたび話題となっています。

パチンコ業界がイメージ改善のために取り組むSDGs

このような清掃が積極的に行われている理由は、ひとえに「パチンコ業界のイメージがあまりよくないから」と言えます。特にSDGsの時代に注目度が高い「環境問題」については、過去パチンコ業界は「野積み」の問題でバッシングを受けた過去があり、その流れからも真剣に取り組まれています。また遊技業界が単にホールの運営のみを指すのではなく、遊技機メーカーを始めとする製造業者もその範疇に入ることから、環境へ配慮、そして保全活動は注目度と重要度が極めて高いことから、どの位置であれ業界の一員となり活動していく上ではここへの取り組みは決して避けては通れません。

パチンコ業界で転職を考える場合、ネットニュースの記事などで地域清掃に関するものを頻繁にみかけることで「自分も働き始めたら参加しないといけないのかな」と気にする方もおられるかとおもいますが、答えは「イエス」です。特にホール企業の場合は、多くの法人で地域清掃の取り組みが走っていますし、またメーカー系であっても折りに触れファンミーティング、試打会などのイベントの際は同時に会場付近の清掃などがなされる例が多く見られます。ただしこれは法人としてはボランティアとして地域貢献のために奉仕として行われますが、実際に行う従業員の場合は立派な「業務」となるので、無休で働かせられたりというのはまずありません。なので大学生時代などによく耳にする「ボランティア作業」とは若干性質がことなります。


パチンコ業界のSDGs—有名なボランティア清掃の例

パチンコ業界内で行われる清掃ボランティア作業のなかでも最も有名なのが「全国クリーンデイ」というイベント。これは2019年に始まったもので、パチンコ関連事業の法人で働くひとに対し、毎年決まった日に一斉に地域清掃を行いましょうというイベントです。これにより、日本全国のいたるところで一斉に清掃が行われるのですが、例えば業界のトップランナーであるダイナムからは従業員約1500名が参加、各店舗がある近隣地域を一斉に清掃しました。

同じくトップランナーであるマルハンも清掃活動には熱心で、マルハン単体ではなく近隣のパチンコホール企業と連携し、合同でかつ継続的に、近隣地域の清掃作業を行っています。

これらのパチンコホールの動きは時折地方自治体から表彰されており、自分が良く行く店が市長や区長に表彰された、というニュースをみてビックリした経験がある方もおられるはずです。

最近はSNSで掃除の様子をアップするホールアカウントもありますが、内容を見ると比較的和気あいあいとしており、参加したスタッフもいやいや参加している感じではなく、楽しんで作業をしている様子が見て取れます。

SDGsは今後も重要—近隣清掃はパチンコ業界の社会貢献としての象徴

野積みが問題になった80年代以降、パチンコホールやメーカーなどが熱心に清掃をし始めてもうずいぶん長い時間が経ちます。これだけ長い期間「掃除」を文化・社是・業界の義務としてやってきたものが今日明日でなくなるとは考えづらく、掃除の重要性は今後も高いままでしょう。さらに昨今は世界的にSDGs」が叫ばれており、これは企業価値にも直結するものになってきています。上記の「全国クリーンデイ」などもまだ始まったばかりで今後も続いていくと考えられ、そう考えると実際にパチンコ業界に転職したあとも、おそらくはそれに関わっていく事が想定できます。

新卒の大学生の方は就活のためにボランティアをやっている方も多くおられると思いますが、もしかしたらパチンコ業界は「ボランティアをやっています」という一言が響く業界なのかも? 

パチンコ業界への転職は色々と不安なこと、不明なことも多いと思いますが、特にいろいろなところを清掃しまくるボランティ! というのはこの業界特有のものかもしれません。ただこれは額面通りの「ボランティア」を強いられるという意味ではなく、働く側としてはあくまでも業務として地域へ感謝を現す、または自分が働くホール周りの環境を良くする、という側面が強く、そういやなものでもありません。なによりSDGsが叫ばれる昨今、このような傾向は他の業界でも普通にみられるため、あまりむずかしく考えず「そういう業務もある」程度に、頭の片隅に留めておきましょう!

#パチンコまめ知識 #地域貢献 #ボランティア #SDGs

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