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パチンコまめ知識
パチンコと確定申告や税金の関係 パチンコの収入に確定申告は必要?
最終更新日:パチンコで得た収益に税金がかかるかどうか、多くの人が疑問に思う点です。一般的に、ギャンブルで得た利益には税金が発生する可能性があります。本記事では、確定申告の必要性や税金の仕組みについて詳しく解説します。
目次
- 確定申告とは?
- パチンコで確定申告の必要があるのは?
- パチンコ・パチスロの所得区分は?
- パチンコで負けた場合は経費で申告できる?
- パチンコで勝ったら確定申告が必要な理由
- ほかの公営ギャンブルも税金支払いは必要?
- ギャンブルで利益を得た際の確定申告の流れ

確定申告とは?
確定申告とは、個人が1年間に得た所得を税務署に申告し、納めるべき所得税を確定させる手続きです。日本では、給与所得者の多くが年末調整によって税金の手続きを済ませますが、それ以外の収入がある場合、自ら申告しなければなりません。
確定申告が必要なケース
以下のような場合、確定申告が必要になります。
- 会社員で給与以外に年間20万円を超える所得がある場合
- 自営業者やフリーランスで一定額以上の所得を得た場合
- パチンコや競馬などのギャンブルで年間50万円を超える一時所得を得た場合
- 医療費控除やふるさと納税などの控除を受けたい場合
確定申告の方法
確定申告は、紙の申告書を税務署に提出する方法と、電子申告(e-Tax)を利用する方法があります。電子申告は、インターネット経由で手続きができるため、利便性が高く、控除額の優遇措置も受けられることがあります。
確定申告の重要性
確定申告を怠ると、無申告加算税や延滞税が発生する可能性があります。また、適切な申告を行うことで、節税効果を得られる場合もあります。特にパチンコなどのギャンブル収益がある人は、税務署の指摘を受ける前に自主的に申告することが望ましいでしょう。
パチンコで確定申告の必要があるのは?
パチンコで得た収益が一定額を超えると、確定申告が必要になる場合があります。税務上、パチンコの利益は「一時所得」または「雑所得」に分類され、それぞれ申告の基準が異なります。
確定申告が必要な基準
- 一時所得として扱われる場合
- 一時所得には50万円の特別控除があり、年間の総収入から必要経費を引いた額が50万円を超えた場合に確定申告が必要になります。
- 雑所得として扱われる場合
- パチンコの収益が継続的であり、単なる娯楽の範囲を超えていると判断された場合、「雑所得」として扱われます。
- 雑所得は年間20万円を超えた場合、確定申告が必要です(給与所得者の場合)。
確定申告を怠ると?
確定申告をしないと、無申告加算税や延滞税が発生する可能性があります。さらに、SNSの投稿や不自然な資産増加がきっかけで税務調査が行われることもあります。
パチンコ・パチスロの所得区分は?
パチンコやパチスロで得た収益は税務上の「所得」として扱われ、所得の種類によって確定申告の必要性が異なります。主に「一時所得」「雑所得」「事業所得」の3つに分類され、それぞれの違いを理解することが重要です。
1. 一時所得
多くの場合、パチンコの利益は「一時所得」として扱われます。一時所得には50万円の特別控除があり、年間の総収入から必要経費を差し引いた額が50万円を超えた場合に課税対象となります。
2. 雑所得
パチンコを頻繁に行い、継続的に収益を得ている場合、「雑所得」として認識される可能性があります。雑所得は年間20万円を超えると確定申告が必要となります。
3. 事業所得
パチプロのように、パチンコを職業として生計を立てている場合、「事業所得」に分類されることもあります。この場合、必要経費を差し引いた後の利益に課税されるため、帳簿付けや確定申告が必須となります。
パチンコで負けた場合は経費で申告できる?
パチンコでの損失を経費として確定申告できるかどうかは、多くの人が気になるポイントです。税務上、パチンコの所得区分によって経費として認められる範囲が異なります。
1. 一時所得の場合
ほとんどのケースでは、パチンコの利益は「一時所得」として扱われます。一時所得では、勝ちに直接結びついた支出のみが必要経費として認められます。そのため、負けた分は経費として計上できません。
2. 雑所得の場合
頻繁にパチンコを行い、継続的に利益を得ている場合は「雑所得」に分類されることがあります。雑所得の場合、事業と同様に経費の計上が可能ですが、負けた分の証明が難しく、税務署に認められるケースは少ないです。
3. 事業所得の場合
パチプロのように、パチンコを生業としている場合は「事業所得」として扱われ、必要経費を申告できます。ただし、帳簿付けや収支の記録が求められるため、しっかりとした証拠が必要です。

パチンコで勝ったら確定申告が必要な理由
パチンコで大きく勝った場合、確定申告が必要になる可能性があります。パチンコの利益も税務上の所得として扱われるため、適切な申告を行わないとペナルティを受けることがあります。
1. パチンコの利益を申告しなければ処罰される
パチンコの収益は「一時所得」または「雑所得」として扱われ、一定額を超えると確定申告が必要になります。無申告が発覚すると、追加で税金を支払うだけでなく、ペナルティが科される可能性があります。
2. 申告期限を過ぎると無申告加算税が上乗せされる
確定申告の期限を過ぎた場合、本来納めるべき税額に加えて「無申告加算税」が発生します。税務調査前に自主的に申告すれば軽減されることもありますが、調査後に発覚した場合は高額の追加税を支払うことになります。
3. 納付期限までに税金を納めなければ延滞税も発生する
納付期限を過ぎると、「延滞税」が発生し、時間が経つほど支払う税額が増えていきます。最悪の場合、財産の差し押さえなどの措置が取られる可能性もあります。
ほかの公営ギャンブルも税金支払いは必要?
パチンコ以外の公営ギャンブル、例えば競馬・競輪・競艇・オートレースで得た利益も、一定額を超えると税金の対象となります。それぞれのギャンブルの課税ルールを知り、適切な申告を行いましょう。
1. 競馬の税金
競馬の払戻金は原則として「一時所得」に分類されます。年間の総収入から必要経費(当たり馬券の購入費用)を差し引き、50万円を超えた場合に確定申告が必要です。ただし、継続的に購入している場合は「雑所得」となる可能性があります。
2. 競輪の税金
競輪の払戻金も競馬と同様に「一時所得」として扱われます。勝った際の収益が年間50万円を超える場合は、確定申告が必要になります。負けた車券の購入費用は経費として計上できません。
3. 競艇の税金
競艇も同じく「一時所得」として計算されます。高額な払戻金を得た場合、適切に確定申告を行わないと税務署から指摘を受ける可能性があるため注意が必要です。
4. オートレースの税金
オートレースの課税ルールも競馬や競輪と同様です。払戻金が年間50万円を超えた場合には、確定申告を行う必要があります。
ギャンブルで利益を得た際の確定申告の流れ
ギャンブルで得た利益が一定額を超えた場合、確定申告を行う必要があります。確定申告の基本的な流れを理解し、適切に手続きを進めましょう。
1. 確定申告書の作成方法を選ぶ
確定申告は以下の方法で作成できます。
- 税務署の確定申告書作成コーナー(オンラインで手続き可能)
- e-Tax(電子申告により手続きが簡単)
- 紙の申告書を作成し、郵送または税務署へ提出
2. 必要書類の準備・申告書の作成
ギャンブルの利益を申告するためには、以下の書類を準備する必要があります。
- 確定申告書(AまたはB)
- ギャンブルの収入を証明する記録(払戻金の明細や取引履歴など)
- 控除証明書(医療費控除やふるさと納税の証明書など)
記録が残りにくいパチンコや競馬の現金取引については、できるだけ詳細なメモや記録を取ることが重要です。
3. 申告書の提出・税金の納付/還付
申告書を作成したら、期限内に提出し、納税または還付の手続きを行います。
- 提出期限:原則として毎年2月16日~3月15日
- 納付方法:銀行振込、コンビニ決済、クレジットカード払いなど
- 還付がある場合:指定した口座に振り込まれます

パチンコの収益は、基本的に「一時所得」に分類され、年間50万円以上の利益がある場合には確定申告が必要です。また、継続的に利益を得ている場合は「雑所得」や「事業所得」として扱われる可能性もあります。
確定申告を行わない場合、無申告加算税や延滞税の対象となることがあり、結果的に多額の税金を支払うリスクがあるため、適切に申告することが重要です。パチンコ以外の公営ギャンブルについても同様のルールが適用されるため、利益を得た場合は早めに税務署や税理士に相談しましょう。

