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パチンコ店の呼び方は? ホール、パーラー、遊技場など語源を解説
最終更新日:パチンコ店は「ホール」「パーラー」「遊技場」などさまざまな呼び方があります。意外と知られていないそれらについて語源などを含めまとめてみました。転職先を探す際にどういう単語で検索するのが良いのかを知る上でも参考にされてください!
目次
パチンコ店をホールと呼ぶのはなぜ?
「パチンコ店」を現す言葉で最も一般的なのは「ホール」という呼称。これは「広間」「大広間」と訳される英語です。「大勢の人が集まる場所」という意味であることから「社交場」につけられることが多く、日本では古くから「ダンスホール」「ミルクホール」などのような使われ方をしていました。パチンコ店もまた多くの人が集まる社交場であることから、ほぼ自然発生的に「パチンコホール」と呼ばれるようになったようです。
また、パチンコ店については以前より「◯◯会館」という店舗名をつけているお店が多くあり、この「会館」はよく考えると「ホール」と同じ意味です。「ホール」が先にあって「会館」と訳されたのか、あるいは逆に「会館」が先にあってそれが「ホール」という全体の呼称に影響を与えたのか。この辺は卵と鶏の関係に近く、どちらが先なのかはっきりとしたソースがないのが実情です。
パチンコ店をパーラーと呼ぶのはなぜ?
パチンコ店を表す単語で根強い人気を誇る「パーラー」はフランス語のparlourから来ている説が濃厚です。これはもともと客人をもてなす「談話室」を意味し、転じて「喫茶店」「食堂」などを意味する言葉として英語圏で使われるようになりました。日本国内においてはこの言葉はまず沖縄にて大衆食堂(軽食店)を指して使われるようになったそうです。
この言葉がパチンコ店を指すきっかけになったのは1983年のこと、ある外国人がパチンコ店を「パーラー」と呼ぶのが妥当であるという提言をしたのがきっかけ。これが元になりパチンコ店をそう呼ぼうというキャンペーンが展開されたそうです。当時は以下に記す「ホール」が一般的でしたが、それは外国語話者にとってはやや違和感のある言葉であったとの事。
これが今でも使われる「パーラー=パチンコ店」の発祥です。
パチンコ屋・パチ屋の正式名称は「遊技場」
ちなみに、当たり前に使われてる「パチンコ屋」「パチ屋」も正式な名前ではないので注意。パチンコ屋さんを現す正式な名称は「遊技場」です。
「遊技」というのは「技を用いた遊び」という意味ではパチンコを現す法令用語です。よく「遊戯」と間違って記載されますが決してそうではないので、もし転職先としてこの業界を選びエントリーシート等を書く場合は注意するようにしましょう。
「遊技」が法令用語に用いられているのは、これが運否天賦のギャンブルではないから。パチンコにせよパチスロにせよ、ハンドルやレバー等の操作が遊技の結果に影響を与え、その最終的な結果にし対し賞品(商品ではありません)が与えられる、という建付けになっています。
この辺についてはパチンコの法的な根拠にもなっている話でやや複雑なのですが、パチンコ業界でキャリアアップを目指す上では必ず知っておく必要がある事なので、興味がある方はいまのうちに勉強しておくと良いかも知れません。
パチンコ機・パチスロ機の正式名称は?
ついでに、お店ではなく「パチンコ」「パチスロ」も実は正式名称ではないので注意しましょう。正式名称はそれぞれ「ぱちんこ遊技機」「回胴式遊技機」です。またカタカナではなくひらがなで「ぱちんこ」あるいは「ぱちんこ機」と書く場合は「パチンコ」「パチスロ」の両方を含めた意味になるというのが通例です。これは法令用語からきていて、業界内での通達文や業界団体のリリース等はそれを知っておかないと意味が分からないところが出てくるので注意しましょう。
パチンコやパチスロに関する言葉や名称などは法令が関係してくる以上非常に面倒なルールがあります。一方では「パーラー」「ホール」のような別の理由で呼び名が変遷しているものもあり、パチンコやパチスロという文化がそれなりに長い歴史を持っていることがこの辺からもよく分かりますね。この業界に転職・就職を考えている場合は、これら独特の呼び方やルールについても慣れていくようにしましょう!