パチンコ転職知識

【パチンコ業界情報】ホール店舗数&売上高 2023年最新ランキング

パチンコ業界で転職する際、転職先となる企業の情報を収集してプロファイリングするのは重要です。しかし、それだけでは対象となる企業だけにフォーカスし過ぎて、パチンコ業界においてその転職先がどのような位置付けにあるかを見失う恐れがあります。

そういったパチンコ業界での転職を志す方のための基礎知識として、日本全国の主要なホール企業をランキングと共にご紹介します。

目次

パチンコホール店舗数&売上高ランキング

以下が2023年9月現在の日本におけるホール店舗数と売上高のランキングです。

基本的な順位は店舗数を元にしており、同店舗数の場合は売上高で順位付けしています(売上高は発表期が不定で非公開の場合もあるため)。

順位企業・グループ名主な屋号店舗数売上(計上期)
1ダイナムダイナム、夢屋434件5078億円(2023年3月)
2マルハンマルハン313件1兆3196億円(2023年3月)
3アンダーツリーグループキコーナ、アプリイ151件2828億円(2022年9月)
4ガイアガイア、メガガイア94件1752億円(2022年5月)
5NEXUSD’STATION、Super D’STATION65件2545億円(2022年6月)
6延田グループ123、123+N63件2410億円(2022年3月)
7ニラクニラク49件1198億円(2023年3月)
8ノヴィルミリオン41件764億円(2022年4月)
9オータグループオータ、グランドオータ、サンシャイン40件887億円(2021年3月)
10ベガスベガスベガスベガス39件1248億円(2023年3月)
11タイラベストビートワンダーランド38件
12オザムトワーズ37件828億円(2022年3月)
13一六商事ホールディングスMGM、ロイヤル37件
14ガーデングループガーデン、ウエスタン36件1120億円(2022年3月)
15成通ハリウッド36件1063億円(2021年3月)
16ABCABC34件1136億円(2023年3月)
17オークラホールディングスビッグアップル、ケイズプラザ、パラッツォ34件945億円(2022年6月)
18合田観光商事ひまわり33件881億円(2022年12月)
19伯和ビクトリー、アンコール30件626億円(2022年8月)
20トリックスターズグループヒノマル、パワーステーション30件550億円(2021年12月)
21ともえグループパールショップともえ29件515億円(2017年7月)
22ダイエーダイエー、タイガー29件
23マタハリーPIA、ピア26件1500億円(2023年3月)
24松原興産キョーイチ26件346億円(2022年9月)
25浜友グループ楽園25件1600億円(2022年12月)
26東和産業UNO、DUO25件761億円(2021年4月)
27アミューズアミューズ、デ・マッセ、ドキわくランド25件434億円(2021年3月)
28キング観光キング観光、サウザンド24件1670億円(2022年3月)
29善都ZENT、ゼント24件1581億円(2022年3月)
30フェイスグループFACE、メガフェイス24件1447億円(2023年5月)
31ジョイパックビックマーチ24件944億円(2022年9月)
32岩下兄弟モナコパレス、銀馬車24件847億円(2022年3月)
※上記は全てCHANCE UP独自調査によるもの
※売上高「─」は非公開、または不明のもの
※ダイナムおよびオークラホールディングスは香港上場、当時の為替レート1HKD約17円で計算



パチンコホールの「売上高」とは?

予備知識として、ホールの売上高についてご説明します。

日本のパチンコパチスロホールの売上高は貸玉(メダル)料が主な対象となります。

一方、日本でも昨今話題になり海外観光地に存在するカジノを代表としたゲーミング産業では、プレイヤーが投じた金額から獲得した金額を引いたものを売上高として計上するのが一般的です。

つまりカジノでは、日本のパチンコパチスロホールにおける粗利(貸玉(メダル)料-お客様の景品交換分)を「売上」としているのです。これは会計処理上の違いであり、両者の言う「売上」を同内容のものと考えてはいけません。

例えば、米国ゲーミング協会(AGA)のデータによると、2021年のラスベガス(ストリップ地区)の売上は約70.5億ドル(約8146億円)です。一方、上記ランキングの売り上げトップのマルハンが1兆3196億円です。

これを売上同士の比較だと勘違いして転職時の自己PRテキストや面接で「日本は海外と比較してギャンブルが盛んだ」というのはパチンコ業界を理解してないと悟られる恥ずかしい思いをするので注意しましょう。



主要パチンコホール紹介

上記のランキングで紹介した中から、売上高の大きい主要なホール企業をご紹介します。

●マルハン

企業名「株式会社マルハン」、主な屋号も「マルハン」です。

パチンコ業界で誰もが知るホール業界トップ企業です。ほぼ日本全国に店舗を持ち、正社員・パート含め従業員数は1万人以上となります。設置台数1000台を超える「マルハンメガシティ」を全国に7件持つなど、大規模店舗が特徴と言えるでしょう。

●ダイナム

企業名「株式会社ダイナムジャパンホールディングス」で傘下に(株)ダイナム・(株)キャビンプラザ・夢コーポレーション(株)などがあります。主な屋号は「ダイナム」「夢屋」「キャビンプラザ」「やすみ時間」です。

店舗数は日本一を誇り、地域活動や依存問題対策といったCSR活動、パチンコビギナーへの啓蒙活動や従業員教育の充実といったコーポレイト施策の手厚さでも知られています。

●アンダーツリーグループ

企業名「アンダーツリー株式会社」「株式会社アンダーツリー東京」「株式会社アプリイ」で、主な屋号は「キコーナ」「アプリイ」です。

関西・関東にキコーナ、静岡にアプリイを店舗展開しています。新規開店だけでなくM&Aにも積極的でここまで成長してきました。

ここまでの業界勢力図として、マルハンが業界トップ、マルハン・ダイナム・キコーナ(アンダーツリー)が業界トップ3という認識でよいでしょう。

●NEXUS

企業名「NEXUS株式会社」で、主な屋号は「D’STATION」「Super D’STATION」です。

関東と九州をメインエリアにしており、中部や近畿にも数店舗を展開しています。

企業としてフェンシングやモータースポーツといったスポーツ支援活動にも力を入れています。

●ガイア

企業名「株式会社ガイア」で、主な屋号は「ガイア」「メガガイア」「ガイアネクスト」「サイバー」「アイオン」です。

東京・千葉といった関東に多くの店舗を持ち、全国に展開しています。

自社ホールを国内最大パチンコポータルサイト「P-WORLD」に登録しない独自路線でも知られています。

●キング観光

企業名「株式会社キング観光」で、主な屋号は「キング観光」「サウザンド」です。

三重・愛知(名古屋)を中心に滋賀・和歌山にも数店舗を展開する、地域集中型のグループになります。

●浜友グループ

企業名「株式会社浜友A.L.」など複数のグループ企業があり、主な屋号は「楽園」です。

関東をメインエリアとしており、大阪・静岡にも数店舗展開しています。

●善都

企業名「株式会社 善都」で、主な屋号は「ZENT」です。

豊田や名古屋などの愛知、岐阜に店舗を展開する地域集中型のグループになります。

●マタハリー

企業名「株式会社マタハリー」で、主な屋号は「PIA」「St.Tropez」です。

東京・千葉・埼玉・神奈川にホールを持つ地域集中型のグループになります。

●フェイスグループ

企業名「株式会社フェイスグループ」で、主な屋号は「FACE」「MAGA FACE」です。

福岡などの九州をメインエリアとしており、関西・関東・沖縄にも数店舗を展開しています。

転職を希望する企業の規模がどれくらいの大きさで、パチンコ業界の中で大手・中堅・小規模のいずれかに相当するかを知っておくことは、転職先との相互理解や業界常識だけでなく、あなた自身のキャリアやライフプランのためにも大切なことです。

そして、必ずしも大企業に転職することが、パチンコ業界の転職において最重要であるとは限りません。もちろん安定した経営基盤や労働環境を望むのも大切ですし、一方で自分に合った企業風土や地域性を選ぶのも正解の一つです。

パチンコ業界という大きな産業の中で、自分が望み最も適した転職先がどこかを探る一助として、本記事を参考にしてください。

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